地底研究部とは
~地底研究部ことはじめ~
昭和50年(1975)、明治大学地底研究部はその産声を上げた。故白戸先輩を中心とした数名からなる日本有数の洞窟研究サークルが昨年40周年を迎えた。此処にその歴史の歩みを記し、後世に伝え残す…
1975年、岩手県気仙郡上有住。この年の8月1日、「滝観洞」及び「空穴第二洞(白蓮洞)」が観光オープンした。かねてより、この地で調査活動をしていた明治大学付属中野高等学校地学部であったが、多くの洞穴を隠し持つ此処、住田町における更なる調査の為に、より組織的な調査団体が必要であるという設立意志のもと、我らが地底研究部は創られたのである。 “地底研究部”の名称の由来であるが、故白戸先輩の記に曰く「明治大学ケイビング部」や「洞穴探検部」などの候補もあったが“ケイビング”という言葉の低い認知度や、既存の探検部との混同を避けつつ、洞窟ならびに鍾乳洞の美しさとロマンを表現すべく“地底”という呼称を考え出したようである。ここに、洞窟学を請け負う意味での“研究”をつけ、「地底研究部」となったのだ。(…“部”の表記にも強い意味が込められている。設立初期である事と人数の問題から“同好会”として申請せざるを得ない事実への反発心と、決して生半可な“大学生サークル”ではないという部員への引き締めを含んだ“部”であるとのことだ)
その後、”東の地底研”と呼ばれ日本国内だけでなく海外に於いても多大な功績をあげるまでになる。
現在、地底研究部ではコロナによる活動停止期間も過ぎ、少しずつ活動を再開しています。在学生では技術不足なところもありOB、OGの協力の元活動を続けております。
また、現在(2023年3月)の部員数は20人、男女比はだいたい半分ずつで、全4キャンパスからメンバーが集まっています。洞窟に入るのが初めてという人がほとんどですが、経験者がしっかりとサポートを行うため、大丈夫です!
狭くて暗い場所に入るため初めは怖いと感じる人もいますが、ケイビングの醍醐味である≪非日常の体験≫を味わうと、自然とその魅力に引き込まれていきます。鍾乳石や洞窟サンゴ、またコウモリなどの洞内生物、冬になると綺麗な氷柱を見る事もできます。
~現在の地底研究部~
~安全対策~
地底研究部では、入洞する際に必ず地元の役所や関係機関などに必要書類を提出しています。また、基本的にその穴に入ったことのある方と一緒に活動を行っています。あくまで自分たちのできる範囲で全力で!