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6月 ハイキング 御岳to鋸山

更新日:2019年12月3日

6月22日に御嶽山、大岳山、鋸山へハイキングに行ってきました。当日は雨も心配されていましたが、前日の18時には降水確率も30%程度となり無事決行となりました。


 御嶽駅に着くと、空は雲で覆われており、霧も山々に薄くぼんやりとかかっていました。空気がひんやりとしていて気持ち良かったです。今回のハイキングはA先輩が企画してくださったもので、総勢9人で行ってきました。(急遽飲み会で来られなかった先輩もいらしたそうです)。


 まずはバスとケーブルカーを乗り継ぎ、ちょっとした展望台に到着しました。おみやげ屋さんや顔出しパネルなどがあり、なんだか昔見たことがあるような景色で、はてなと思いましたが、それもそうで、後々母に聞いたところ私は小学生の時に来たことがあったそうです。その時に買ってもうどこに行ったかわからないぬいぐるみを思い出したりして意図せずノスタルジーな気分になりました。


 そんなことはどうでもいいです。私たち一行は山頂を目指して登っていきました。なだらかな坂道や階段が続きます。途中Aちゃんが木に引っかかっている落下しそうで危険な枝をどうしても見つけられなくて、みんな総出で教えていました。こういうところにも先輩方の優しさが出るなと思いました。そうこうしているうちに道も険しくなっていき、雨もパラパラと降り始めます。各自用意していたカッパを着て登り続けました。渡してある鎖を掴みながら岩を登ったり、両手で岩をつかんで必死に登っていきました。ここら辺くらいからあれ?と思い始めました。ハイキングっておしゃべりしながらのんびり歩くものじゃなかったっけ?しかし楽しいからいいのです。カッパの中は少し蒸れましたが雨が涼しくて程よく中和してくれます。下を見ると整然とした木立が霧に包み込まれて透明にぼやけていました。

 山頂まだかな〜くらいで一つ目の頂上に着きました。しかしそこで雨が本格的に。頂からの景色は霧の海で、おにぎりも雨と一緒に食べましたが、こんな経験はそうそうできないなと感じました。地底研究部は貴重な体験がたくさんできるので好きです。


 一つ目の頂上を越え、二つ目、三つ目の頂上もなんとか登りきりました。私たちはハードモードの道で登ったので疲れましたが、冒険物語の主人公になったようで面白かったです。道が途中から霧によってかき消えて絵画みたいな、幻想的な風景を見ることができたり、雨に濡れて光る木の幹が見事に赤くて美しかったりと、晴れていては見られない、忘れられない景色をたくさん見ることができました。


全ての頂上を攻略し、とうとう下山となりました。今回は雨だったので滑りやすく大変でした。疲れも出てきて、また足元に注意しているとあまりおしゃべりもできなくなります。聞こえてくるのは雨音と土を踏みしめる音、たまに先輩の奇声です。



 ある程度滑る斜面を乗り切った後は階段地獄でした。同じような階段がいつまでも続き、私たちはこのままずっとこの階段を降り続けるのではないかと思いました。幅の広い階段は膝への負担が重く、斜面を降りて行くよりも大分しんどかったです。そして階段地獄のフィナーレは、人を殺そうとしているとしか思えない急斜面の階段でした。


 やっと無限階段地獄が終わり、文明の音が聞こえてきて麓に近づいてきたことが分かりました。あの車の音で現実感が帰ってきたような気がします。山にいる時は雨もあってか夢のような感じでした。帰りの駅ではM先輩からカフェラテを奢っていただき、温かい飲み物で疲れも癒すことができました。

 行く前に想像していたハイキングとはちがいましたが、雨の山にとても魅せられました。登りきり、降りきった後の達成感が心地よく、自然と直に触れることで、自分も生き生きしてきたのが分かりました。洞窟も良いですが、山も是非また行きたいです。楽しいハイキングをありがとうございました。







~ブログ管理人からの一言~

 描写が本当に上手!! よき!!!

私は、このブログの文章読んで本当に癒されました(*^^)

(この文章推し!ホント好き♡)

 ハイキングもいいね!!楽しかった!

雨が降っているからこその幻想的な風景とか・・・

また行きたいね(≧▽≦)

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