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執筆者の写真地底研究部

初めての溶岩洞窟…@静岡県富士宮市

6月9日に溶岩洞窟へ行ってきました!


1年生 Kくん

  6月9日朝六時半、高井戸駅前のローソンにて社会人のKさんと集合した。

話の始まりは五月の下旬まで遡る。5月25日、明治大学付属中野高校の卒業生であるKさんは、かねてからの洞窟学会での活躍と明大中野地学部への長年の多大な援助が認められ、武陵会奨励賞を受賞した。当日、私はKさんにお世話になった一地学部OB並びに地底研代表として授賞式に参列した。そこで私はKさんに洞窟で映画を撮りたいこと、絵的に栄えるところを探しているということを話した。すると、近々社会人の方々を連れてとある穴を案内する予定があり、一緒に来ないかと誘っていただいた。これが、今回静岡県富士宮市の穴に行くことになった経緯である。

 今回Kさんの車に乗せてもらったメンバーは私と、最近洞窟の活動を復活させたN大学のKさん、イタリアから日本に渡り九年目になるEさんでした。


 出発から二時間ほどで一つ目の洞窟である人穴に到着。溶岩洞窟である人穴は25ある富士山の世界遺産登録のために必要な構成資産の23番目に当たる場所だ。つまり、人穴は富士講という江戸時代には始まった富士山を信仰してきた宗教団体にとっての聖地なのだ。人穴の洞口の手前には神社が建っており、敷地内には富士講に関係した様々な石碑が並んでいた。人穴含め敷地内は完全に観光用に整備され、洞内から敷地内の建物までガイドのおじさんがついてきて説明してくれた。肝心の人穴だが、洞内は8メートルくらいしかなく、足場も完全に整備されていた。現在公式、非公式合わせ何個かの宗教団体がこの人穴を聖地として利用しているらしい。なぜ、富士講にとって聖地なのかというと、長谷川角行という富士講の創始者がこの洞窟の中でつま先立ちしたまま千日過ごし仏になったからとのことである。ちなみに、洞口手前に建てられている神社は富士講とは関係ない別の宗派の物らしい。宗教と洞窟の関係を考えさせられた。


 その次に人穴の敷地からさらに山奥へ10分ほど上った先にある新穴に訪れた。この洞窟も溶岩洞窟なのだが、枝洞もほとんど無く、奥行きも20~30メートルほどの比較的小さい洞窟だった。溶岩の流れた後がはっきり分かる岩肌が見所だった。溶岩洞窟の生成の仕組みを肌で感じることができた。

 昼は富士宮焼きそばを食べ、白糸の滝を観光し、わさびアイスクリームを堪能した。

(1枚目:穴② 溶岩が流れた形跡、2枚目:富士山構成資産 白糸の滝)


 最後に今回の本命の穴に訪れた。この穴は民家の敷地にある溶岩洞窟で、二カ所天井が崩落し天窓のように空いている洞窟なのだ。また、この穴の魅力は他にもあり、奥に進むと広く長い通路のような場所があるのだ。言葉で語るより写真を載せた方が簡単に伝わると思うので説明を控えたい。

(1枚目:穴①以下①、2枚目:①、3枚目:①、4枚目:①、5枚目:①、6枚目: 穴②洞内生物 幼虫 )

                

 私は今回初めて溶岩洞窟を体験したが、溶岩洞窟は鍾乳洞とは違う作りで違った楽しみがあった。連れて行っていただき、洞内を案内していただいたKさんありがとうございました。


~ブログ管理人からの一言~

 溶岩洞窟凄い!!行きたい!!!

写真沢山もあって分かりやすい。溶岩洞窟ってこんな感じなんだね(; ・`д・´)

4枚目とか見ると、すごい広いことが分かる!おもしろい!

 私も今度行きたいーー!!


 映画計画はブラッシュアップしていきませう(^^♪

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