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執筆者の写真地底研究部

夏季秋吉台合宿

8月後半は山口県の秋吉台に行ってきました!!

今回ブログを書いてくれたのは、1年生のHちゃんです。


✿Hちゃん

 8月20日から8月26日にかけて、秋吉台合宿に参加した。長い高速道路の旅から抜けて、山口県秋吉台に広がるカルスト台地を眺めると、洞窟に入る前から秋吉台の虜になってしまった。

 初日(21日)、秋芳洞の観光洞と観光洞から外れた支洞に向かったが、8月中旬の台風の影響で増水していたらしく、洞窟の中を川が流れているようだった。洞窟内の浸食作用が色々あることを知り感動していたのに、先輩のこの浸食作用は何かというクイズで、ポットホールと答えられなかったことが悔しかった。そのため、初日の途中からポットホールのことしか考えることができなかった。

 2日目、寺山の穴を探検した。最奥にある地底湖が日本最大だと聞き、確かに大規模だなと納得した。地底湖に浮かべるボートは2人乗りだったため、後発組だったKくんと私は2人陸地で待っていた。その間、Kくんが洞窟の暗闇の魅力について語ってくれた。ヘッドライトを消すと、目の前にかざした自分の手さえ見えないほどの暗闇だった。

出洞後、初ジャンチキに挑んだ。大量のチキンカツは美味しかったが、三分の一しか食べることができなかった。ミクさんは20分足らずで完チキ(ジャンチキを完食するとこの称号がもらえるらしい。)し、スーパーケイバ―さんは翌日もジャンチキに挑み、堕天使さんは大量のマヨネーズで味を変えて食べていた。先輩方の勇姿をみると、いつか半チキまでは達成したいが、食べ過ぎたのでしばらくはチキンカツとは疎遠にしておきたい。

 3日目、大正洞を探検した。大正洞は泥の坂が多く、泥だらけになってしまった。なめらかでひんやりとした泥は肌触りが良く、這いつくばるのが楽しかった。「たこつぼ」と呼ばれる2メートル程の竪穴に挑戦した。狭い穴でチムニーを駆使して下りていくのだがなかなか下りることができず、ミクさんに1時間も付き合っていただき、結局下りることができなかった。

 4日目、入見北の吸い込み穴を探検した。この穴は今合宿で最も苦戦した穴だった。泥の壁、フローストーンの壁、岩の壁を越えていくからである。特にフローストーンの壁の下りが大変だった。壁に這いつくばるようにして下りているため、足場がどこにあるか分からないからである。先に下りていたミーさんとKくんがどこに足を置いたらよいか教えてくれた。二人の指示が真逆な時があり、混乱した私は半泣き状態になりかけたが、なんと下りることができて本当に良かった。入見北の吸い込み穴は一緒に入洞した、パパさん、ミーさん、Kくんのおかげで出洞できたので、感謝しかない。

 5日目、平原の穴を探検した。簡単な穴との説明があったため、少しなめていた。確かに狭い道をひたすらほふく前進で進むだけの穴ではあるのだが、このほふく前進が体力を奪う。あなどっていい穴ではなかった。出洞後、夕方には山口県を出発し、再び高速道路の旅となった。様々なサービスエリアで休憩したため、初めての山口県に加えて、広島県、岡山県、滋賀県、静岡県の地面に立てたことが嬉しかった。

 秋吉台合宿は先輩方と関わる機会が多く、参考になることや意外な一面を知ることができて面白かった。特にミーさんとよく話をしていたが、その中でウェットスーツがおすすめと力説してくれたため、今一番欲しいものがウェットスーツになってしまった。少々泣きべそをかいたが、とても楽しい合宿だった。



~管理人からの一言~

ミーちゃんがHちゃんの成長っぷりをたくさん話していたよ^^ 苦戦したところもあったようだけど、楽しめたようで何よりです。

ちなみにみくさんは、Hちゃんがもみじ饅頭を貰うのを待つ姿がかわいくて面白かったそうです。いいな、私も見たかったな…(笑)

ではでは、今回も読んでいただきありがとうございました!






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