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執筆者の写真地底研究部

第十次 山根調査合宿(その1)

更新日:2018年12月11日

11/1より山根調査合宿を行いました。多くの人にブログを書いてもらったので二回に分けて紹介したいと思います



[Aさん]



地底研究部は北は岩手、南は沖縄まで幅広い範囲でアクティブに活動しています。「サークルとか

何やってんの?」度々聞かれるこの質問。それに対し、洞窟入ってるって答えると大体みんな、「えっ?洞窟、、!」ってなります笑  私自身もまさか大学生活の中で本格的な洞窟に入るなんて思ってもいませんでした笑  でも何だか魅力を感じてしまいました。

大学生活、普通じゃつまらん!今しか出来ない経験したい!という人にはもってこいのサークルです。ぜひ一緒に貴重な体験してみませんか?




[Bさん]

今回の合宿は、11月1日から11月6日まで岩手の山根で行われました。前回の上有住の合宿とは異なり、新しく“測量”と“山狩り”が活動に追加されました。私は、どのような合宿になるのだろう?と思いながら、岩手へ向かう夜行バスに乗り、眠りにつきました。

*ファンケイビング

 初日は、新失せ水洞でファンケイビングをしました。新失せ水洞の洞口には川の水が流れ込んでいて、水が大好きな私は内心ウキウキしていました。長靴に水が入らないように気を付けながら中に入ると、天井が高くなっていてすいすい進めるようになっていました。その後、先輩の後を追って奥へ進みました。ところどころに石柱やカーテン、リムストーンのような二次生成物があって、とても素敵な洞窟でした。ただ、めちゃくちゃ長くてびっくりしました。「もうそろそろ終着点かな?」と思っていたのですが、実際は洞窟の3分の1か、4分の1あたりまでしか進んでいないということで、ずいぶん立派な洞窟なのだなあとしみじみ思いながらファンケイビングを終えました。

*測量



 測量に参加して一番に感じたことがあります。それは、ただひたすらに“寒い”ということです。いままで洞窟内では基本的に動いていたので「寒い」と感じることはほとんどありませんでした。しかし、測量中はポイントごとに距離を測定したり、角度を測定したり、スケッチをしたりと、“動かずに作業をする”という状態が長く続くものでした。はじめは、「丁寧に作業しなければ!!」と、高い志を持つことができましたが、徐々に、「寒い寒い寒い寒い寒い…」という言葉で頭がいっぱいになってしまってい、高い志はどこかに消えてしまいました(笑)。今回の合宿以降は暖かさを一番に考えねば…と実感した体験でした。でも、寒さのおかげでお風呂が最高に気持ちよくて、極上でした。ですから、ある意味良い体験だったのかもしれないですね。

*山狩り

 洞窟外で洞窟を探す山狩り、これも測量に引き続き初めての体験でした。私が山狩りに参加した日は、雲一つない青空に太陽の光がきらきらときれいで素敵な1日でした。最初、位置が特定しない洞窟を探しに車で移動し、山をひたすら歩きました。「山だから、そんなに汚れないだろう。」と私は思い込んでいましたが、急斜面を上ったり、草をかき分けたりしたこともあって、すぐに砂まみれとなりました。砂まみれにはなりましたが、残念なことにその場所で洞窟を発見することはできませんでした。



 次に、車でまた別の場所に移動して、山狩り!の前にお昼ご飯を食べました。その日のお昼ご飯は、朝に握ってもらったおにぎりとパンでした。おにぎり🍙には肉が入っていると聞いて私はとてもうきうきしていたのですが、中には話に聞いていなかった大量の一味が入っていました。いや、おいしかったですけどね、このことは忘れませんよ、私。

 お昼を食べ終え、山狩りを再開しました。移動した場所では、前日に発見された新しい3つの洞窟の中を確認しに向かうという目的がありました。スピーカーで音楽を流しお歌を歌いながらずんずんと山を登っていきました。紅葉がとてもきれいでしたが落ち葉もいっぱいあり、滑りやすかったです。でも、落ち葉を踏む音やふかふかとした感触が足から伝わって「いい季節だあ」としみじみと感じました。そんなこんなで目的地に到着し、それぞれの洞窟の中にレッツゴー!しました。

3つの洞窟はそれぞれ短かったり、長かったり、狭かったり、広かったり、獣骨があったりして、個性があって面白かったです。しかも、新たに洞窟を1つ発見することができて、うれしいことが沢山詰まった一日となりました。

 長いと思っていた合宿も、なんやかんやで終了しました。新しい経験ができて大変満足でした。でも、次行くときはもっと暖かくせねば、と強く感じた合宿でした。

 おしまい。





[Cさん]


挨拶回りを終えたあとは買い出し。参加者が多いから量も多い。買い物カゴが4つ満タンに。ここでSさんが「久慈の経済に貢献してるよな」。うまいこと言うなあ。

宿舎に帰って夕飯。その前に窟神旗をセッティング。ところが、食事中にぽろりと落ちた。阪大に見せつけてやろうと思ってたのに。合宿中何回も直したけどすぐに落ちてて悲しかった。



2日目の午前中は蝙蝠穴で救命訓練。1年ぶりで何も覚えていなかったけど、MとKがしっかりと案内してくれた。蝙蝠穴は短いので、人を変えて2回訓練をした。

12時くらいに出洞すると、Hさんがいた。小さい車でいいと言ってるのにcx-5だし、そもそも社会人になったら洞窟辞めるって言ってたのに来てるし、よく分からない人だ。きっとこれからも参加してくださるのだろう。

この日の夜の交流会ではHのつなぎに彼の言葉を書いていった。まさかH本人がペンを貸してくれるとは。やっぱり嬉しいんだな。筆ペンでないのが残念で仕方ないが、Sが上手くやってくれた。是非とも毎合宿ごとにやりたいものだ。



3日目は龍安沢の穴で測量。新しく見つかった支洞は行ったことがなかったので楽しみにしていた。楽しかったが、狭くてタックルを持っていくのには最低だった。しかもタックルにはカラビナ付いてないし。合宿前にちゃんとタックルそれぞれに付けといたのに・・・。

奥のホールはデカくて良かった。狭い所から広いホールに出るのはいつもワクワクする。

スケッチはSにやってもらった。俺の経験したスケッチと違って、置いていかれずに落ち着いてやっていたので良かった。いつか孤独のスケッチを体験させてあげよう。

4日目は山狩り。合宿後半に入り、疲れてきて記憶があまりない。太陽がある青空を久しぶりに見たことと、Kが一味入りのおにぎりを美味しそうに食っていたことぐらいしか覚えていない。

5日目は新失せ水洞の最奥でスケッチ。Tさん、T、k、K、Tの5人で入洞し、スケッチ開始のポイントで二班に分かれた。僕とKが今回のスケッチの中で一番奥に行った。最奥は2回目で、2018年1月の最奥巡検以来だ。洞口から見て右方向にクラックを見つつ、真っ白な生成物を足元に見ながら、8時の方向に曲がった先からスケッチを開始した。

ポイントが見つからないので、方位と傾斜で見当をつけてからのスケッチ。基線とにらめっこをしていると、Kが眠り始めた。起こすのも何なので1人黙々とスケッチを進めたが、ポイントが無い中での作業なので時間がかかった。そのうちにKは起きて、寒いと言っていた。泥壁に体を付けていたのだから当然だ。

時間が迫っていたので、手早くスケッチを終わらせた。気がついたら嬉しくなって叫んでいた。Kと叫びながら洞口を目指していたら、僕たちより洞口側でスケッチをしていた、Tさんがやって来た。何か起こったと思ったらしい。大変申し訳ないことをしてしまった。今度からはお互いの確認が取れている状態で叫ぼう。いや、叫ぶのは控えよう。

時間が迫っていたので、急いで出洞した。でも、1月の記録には敵わないんだろうな。

6日目は山狩り後に挨拶回り。僕が運転していると後ろから文句が飛んできた。カーブをもっと丁寧に曲がれ、とのこと。運転が荒くて申し訳ないな、と思った。でも、ミラーを見ると文句を言ったTさんはスマホでゲームをしていた。ゲームのために文句を言ってきたのだ。呆れた先輩だ。


挨拶回りは想定より2時間近く余計にかかった。これからは気をつけよう。

今回の食事は女子が多かったためか、美味しかったが、個人的には量が足りなかった。食事といえば、特に餃子が美味しかった。食事係が色々な味付けを作ってくれて美味しかった。今度は僕が料理を作って皆を喜ばせたいものだ。

活動に参加してくれた阪大と法政に感謝。やりたいことが出来なかったと思います、ごめんなさい。




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